2社で就職前提の業務委託を1ヶ月ずつしてみた
前回株式会社FUSSYを退職しますで退職を表明しました。 幸いにもご縁がある方々から採用に関するお話をいただきました。 しかし一方で、説明しづらい退職をし、普通のエンジニアリング(※要出典)をしていなかったので「次の会社でうまくやれるのか?」「俺は一体この先どうなるんだ?」という不安が漠然とありました。 そういった安定性に欠ける状態1であることも含め相談し、2社に体験入社という形で1ヶ月だけ業務委託させていただくことになりました。
この世には『入社前に業務委託するとお互いミスマッチを防げるので良い』という意見があります。 私が敬愛するDHHも『小さなチーム、大きな仕事』で大体同じことを言っています。 まだの方は読んでみてください。 https://www.amazon.co.jp/dp/415209267X
社員を解雇しづらい日本の雇用制度的に、自分も賛成派でした。 しかし、一概には賛成できないのが今の気持ちです。
「入社前に業務委託するとお互いミスマッチを防げるので良い」は誰目線?
一つは自分です。何かがうまくいかなくて会社を辞めている人間なので、次の会社でうまく働けるかに不安がある状態です。 そういった環境からすると、ミスマッチで再び退職する可能性を持ちながら就職するよりも、圧倒的に安心できます。 また無職の状態から業務委託をさせていただけるのは生活の面からも安心できます。お金が入ってこないというのは心許ないものです。
次に会社です。会社も「(碌でもない人間を招き入れてしまった)現場」と「(そんなメンバーを解雇できない)マネージャー」というところで2つの観点がありそうです。
なぜ賛成できないか
- 会社目線では、碌でもない人間ではなく・解雇したいと思わない人間が来ていて
- 個人目線では、両社とも非常に働きたいと思った
今回はそんな状況でした(多分!ありがたいことに!) 入社の可能性があると思って受け入れ、オンボーディングを丁寧にしてくださった(けど私が入社しなかった)現場・チームのメンバーやマネージャーからは残念だという思いを伝えさせてしまい、申し訳ない限りでした。 自分も自分が思っていた以上に思い入れができてしまいつらい気持ちです。業務委託ならさっくり薄い付き合いになるでしょうと始める前は思っていました。 自分のブログなので自分勝手な話を1つすると、可能性が広がった分を短いスパンでは諦める必要があるというのは難しい決断でした。
ということで「就職を前提にお試し入社させてください」はもう2度と言いません……。 でもさせてもらえて本当に幸運でした。こんなインターネットの片隅ですが感謝を述べさせてください。ありがとうございます。
終わりに
就活クソビッチムーブはもうおしまい。